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TITLE

名物を世界に。自分たちが、今、この瞬間、名物を作り出している。

鏡山Night in シンガポール

PROFILE
  • 斎藤 剛士
    TSUYOSHI SAITOH

    ひびき庵霞ヶ関駅前店
    店長

  • 五十嵐 昭洋
    AKIHIRO IGARASHI

    「鏡山」蔵元
    小江戸鏡山酒造株式会社

名物を世界に。
ひびきにとって、それはただの言葉ではない。
夢でもない。
本気で実現できると信じている、現在進行形の
プロジェクトの名前である。
自分たちの想いをつなぎ、地元の文化を伝え、
世界中に笑顔を届けるために。
ひびきは、海外展開に積極的に挑み続けている。

2018年1月。シンガポール。
「鏡山Night in シンガポール」

埼玉県川越市が誇る銘酒、鏡山。
ひびきは「みそだれやきとり」にマリアージュする日本酒を求めて、鏡山の蔵元・小江戸鏡山酒造とタッグを組んだ。ひびきのメンバーも自ら酒造りに参加して仕込んだ「鏡山・ひびき純米吟醸」。2017年、いくつもの試行錯誤を経て、今までの日本酒の概念を変えるような新たなお酒が誕生した。

この鏡山の世界展開を積極的に行うためのPR 選抜チームとして、今回、3人のメンバーが、シンガポールの地に降り立った。
斎藤剛士 (やきとりひびき庵・霞ヶ関店 店長/2015年入社)
伊藤智久 (やきとりひびき庵別館・本川越店 店長/2014年入社)
王晋 (やきとりひびき庵別館・さいたまスーパーアリーナ店/2015年入社)

メンバーの中で、特に斎藤には、「名物を世界に」というひびきの志への強い思い入れがある。元々、父親が福岡で日本料理店をやっていた斎藤にとって、小さいころから、家族の風景そのものが飲食店だった。将来、日本の食文化を世界に届けたいという夢があった斎藤は、中国の大学に進学し、中国語を磨いた。 日本の大学に行く選択肢など、はじめから全くなかった。ひびきの海外への取り組みとビジョンを知り、入社を決めたという経緯が斎藤にはある。

斎藤  「文化は創るものだと思うんです。海外でも有名な和食として「寿司 てんぷら」がありますが、それは海外の人がそう決めたのか。違うんですよ。海外で寿司職人やてんぷら職人の方々が頑張って、それが認知され海外でも文化になったんです。今度は、私たちが「やきとり」で頑張ることで認知され、世界で「寿司、てんぷら、やきとり」という文化になっていくんだと思います。だから、今、私たちがやっていることが確実にそういった文化を生むと考えています。もし、やきとりが文化になったら、和食の考え方に近いんですけど、皆さん、素材の大切さに絶対気づくはずなんです。
やきとりは塩味、たれ味という風に思われますが、そうじゃないです。焼いたら分かりますが、大切なのは、素材の味なんです。本当に美味しいやきとりは、「素材との対話」でしか生まれません。素材を良くすることによって、美味しくなるんだということに、海外の方にも気づいていただけるのかなと。それを本気でやっているのがひびきだと思っていますから」

イベントは2日間。
スタート前からすでに、シンガポール店の常連のお客様、シンガポールに進出している日本企業の駐在員、シンガポールの芸能人、現地の有名ブロガーなど、日本の誇る「みそだれやきとり」の魅力に惹かれ、様々な方々が、沢山の期待を胸に集まってきていた。すでに熱気は高まっている。
こうして、ひびきのシンガポール店を舞台に、「名物を世界に」伝えるための大切な時間が始まった。

「まだ、自分の全力を出し切れていない」
一日目が終わった後の反省会。
斎藤には、正直悔しさがあった。
初日は、ひびきの思いを上手く伝えなくてはというプレッシャーもあり、どこか気持ちが空回りしている部分もあった。
シンガポール店は、マレー系のメンバー、中華系のメンバーで構成されている。文化や言葉の違いもあり、なかなか上手く気持ちが揃わない部分があった。
何が問題なのか、どこが上手くいかなかったのか、斎藤と伊藤は、その課題に向き合い、結局、朝4時まで語り合うことになった。

翌朝。
初日の反省を生かし、メンバー全員でしっかりと打ち合わせを行い、さらに気合を入れて臨んだ二日目のイベントが始まった。

一日目より、さらにゲストの数は増え、夜が更けるにつれ、ますます熱量は高まっていった。二日目が終わる頃には、シンガポールと日本という国境を超えた店舗のメンバーの想いがつながっていき、そこには、ひとつのいいチームが生まれていた。準備をするバックヤードから、お客様にご提供するフロントまで、温かい雰囲気の中、スタッフ全員の間に、一体感が出来上がっていた。

こうして、イベントは、想定していた人数を超える来訪客で溢れ、幕を閉じた。
販売営業を行っていた鏡山も大きな売り上げを記録したことも、メンバーたちの喜びとなった。

「シンガポールの日本料理店で一番美味い!」
「このやきとりは、今まで味わったことがなかった。NO.1 だ」
「もっとこの世界が、シンガポールで広まっていくことを願っているよ。」
シンガポールの人々からは、大きな反響があった。
特に、やきとりの美味しさ、日本酒の味の新鮮さに関する評価が高かった。

斎藤 「私たちが美味しいやきとりを出してお客様が喜んでくれる、笑顔になってくれる、それを見ると、「あ、良い仕事したな」と初めて自分たちの仕事に対する誇りを感じます。うちのやきとりは本当に美味しいんですよ。そこがひびきの本当に原点ですし。だから、誇りが持てないときがあるしたら、それは、お客様との間に距離がある時なんです。結局、誇りを持てるかどうかは自分次第なんだと思います」

日本酒。やきとり。みそだれ。お客様の笑顔。
「ひびきのやきとり美味しいね、また来るよ」という言葉。
自分たちが、今この瞬間、現在進行形で、名物を、文化を、生み出している。

未来は、自分たちが創るもの。
その想いと気づきを胸に、メンバーは、帰国の途へ着いた。

ひびきの歴史も、また、今まさにこの瞬間、ひびきのメンバーたちひとりひとりの想いと汗と情熱によって、作られ続けている。

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